荒浜遊廓
※1930年（昭和5年）発行の「全国遊郭案内」より
荒濱遊廓
荒濱遊廓は宮城縣亘理郡荒濱村にあつて鐵道は常磐線の「茨城」との縣堺にある亘理駅で下車し、東へ約三里離れた海岸で阿武隈川の川口に沿ふた地點にある。
阿武隈の清流は之の荒濱に來て海に注ぐので河口は殆んど滿々たる清流に依つて際涯のない感がある。娼妓は重に漁師を相手として居る。現在遊廓の貸座敷は三軒、娼妓約十一人居り、遊廓は客の懐次第で一定してないが、普通御定りは最低一圓五十銭位より五六圓の見當である。勿論東京式の廻し制だ。
荒浜遊廓の地図
※全く情報がありません。地図のマーカーは、とりあえず「荒浜」の中心部に打っています。
宮城県亘理郡亘理町荒浜
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宮城県亘理町荒浜の遊郭跡地（推定）
津波にやられて遊郭とかいうレベルじゃないですね、、 pic.twitter.com/lCzmLNDkus— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) November 3, 2015
@jounalduvoleur
この遊郭については郷土資料館の方に聞きました。その方も遊郭の資料関係を以前に調査したものの見つけることはできなかったということです。いずれにしろ、水運で栄えたこの町は東北本線の開通に伴い衰退し、全国遊郭案内発行の頃にはもう末期だったと思われます— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) November 3, 2015
