茂木町遊廓
※1930年（昭和5年）発行の「全国遊郭案内」より
茂木町遊廓
茂木町遊廓は栃木縣芳賀郡茂木町茂木に在って、真岡線茂木駅から三四丁の個處に在る。
茂木町は細川氏の城下で、煙草の産地である。城址は今茂木公園に成つて居て、三峯神社が祀ってある。貸座敷は目下「旭樓」がたつた一軒きりで、娼妓は四人居るが熊本縣と茨城縣の女だ。店は陰店を張つて居て、娼妓は居稼ぎ制だ。時間遊びもあるが、大體が廻し花制である。費用は御定り一泊の並は一圓五十錢、上は二圓五十銭で何れも臺の物附きである。一時間遊びは一圓二十銭であるが臺の物は附かない。本部屋はない。藝妓の玉代は一時間一圓九十五錢、藝妓は高いが娼妓の安い所である。
茂木町遊廓の地図
栃木県芳賀郡茂木町茂木
茂木町遊廓関連ブログ
茂木町遊廓関連ツイート
栃木県茂木町遊郭は現在の茂木高校第二グラウンドの場所。
「栃木県營業便覧」…御嶽神社東側に遊廓の記載。
「栃木県警察類典」…遊廓設置許可場所が「大字茂木字上ノ平」。
「茂木町小字と小字地図」…国土地理院の過去の航空写真(2枚目画像)の黄色で囲んだエリアが「上ノ平」。以上により判明。 pic.twitter.com/55Tx2oTxZu— 梶りん (@kajilin) May 22, 2018
【昨日誤りがあったので訂正再ツイート】
栃木県内遊郭
戦後赤線として残った以外は何時頃消滅したか
新聞記事になった遊郭もあればひっそり消えて行った遊郭もある
栃木県統計書の娼妓数をまとめてみると黒磯は1936年頃、大田原は1937年頃、茂木は1938年頃に消滅したのが分かる pic.twitter.com/fCyUUrulho— 梶りん (@kajilin) February 21, 2022
