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氏家町遊廓
※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
氏家町遊廓
氏家町遊廓は栃木縣氏家町に在って、東北本線氏家駅から東へ約五六丁の個處に在る。
町には取り立てて云ふ程の物は無い。昔の宿場が駅に代り、宿場女郎が遊廓に代った位な程度のものである。遊廓は町続きの田甫に突出した處に在って、川を渡った向ふ側に成つて居るので、一寸閑静な處である。目下貸座敷が四軒あつて、娼妓十五人程居るが、多くは本縣下の女である。店は陰店で娼妓は居稼ぎ制、遊興は廻し制で通し花は取らない。費用は御定りが二圓で御跳子が一本に肴が附く。勿論此れで一泊が出來る時間はさう八釜しい事は云はない。藝妓は大小一組で一座敷二圓位である。
氏家町遊廓の地図
栃木県さくら市櫻野
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烏山町遊郭はその後衰退し昭和7年、最後の妓楼となった福佐楼が閉業して消滅するが、残された娼妓4名は氏家遊郭に移った、と新聞記事にある。氏家の福佐楼支店に移ったのであろう。本店の方が先に滅びてしまうとか世界史の王朝の変遷を見ているよう。
— 梶りん (@kajilin) June 19, 2021
昭和ひと桁頃の氏家地図。
右上にある「社神宮今」の「神」の真下にある「新地」がすなわち遊廓のこと。
グーグルストリートビューで見ると現在は駐車場や空き地になっていてで全然面影がない…。 pic.twitter.com/igtwpdQHMc— 梶りん (@kajilin) July 30, 2019
栃木県さくら市氏家の五行川の思案橋。
長崎の思案橋は遊郭に行こか戻ろか迷ったことによるがここは遊郭から遠い。
遊郭ができる前の女郎屋は奥州街道沿いにありその頃の由来か。それならば宿場町の入口付近なので分からなくもない。
単にすぐ近くに五行橋があり名前のネタに思案したという説もある pic.twitter.com/I2RQpYz0vZ— 梶りん (@kajilin) October 17, 2021