船木町遊廓
※1930年（昭和5年）発行の「全国遊郭案内」より
船木町遊廓
船木町遊廓は山口縣船木町に在って、山陽本線宇部驛から船木線に乘替へ、船木驛で下車する。
船木は街道に沿つた細長い町で、昔神功皇后征韓の時に、其の船材を供給した處で、船木の名は茲から出たものだと云はれて居る。船木櫛の名産がある。
貸座敷は目下二十六軒あつて、娼妓は約百人居る。山口縣、熊本縣の女が多い。店は寫眞店で、娼妓は全部居稼ぎ制。送り込みはやらない。遊興は通し花制で廻しは取らない。費用は一時間遊びが一圓四十錢全晝は五圓、全夜一泊が六圓で、臺の物は附かない。
船木町遊廓の地図
山口県宇部市船木
地図のマーカーは、おそらくこの辺りではないかと推測した場所に打っています。ちなみに、下記に掲載しているツイートの画像と同じ場所です。
船木町遊廓関連ブログ
船木町遊廓関連ツイート
なんと、船木の遊廓跡がなくなっている！ pic.twitter.com/ZriwvHLTzd
— 山岡オニオンN 🌪 (@yamaoka26onion) June 3, 2015
