富山東遊廓(東新地) 富山県富山市東町|全国遊廓赤線マップ 散策動画とブログSNSデータベース #遊郭 #花街 #赤線 #昭和レトロ #遊里



富山東遊廓(東新地)

※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
富山市東遊廓
富山市東遊廓は富山縣富山市清水町に在って、北陸線富山驛で下車すれば東南へ約十三丁位な處である。市電又は乗合自動車は「大橋」で下車すれば宜しい。
富山市は神通川に跨った市街で、富山平野の中心點に成つて居る。人口約八萬で北陸線では金澤に次ぐ都會である。富山と云へば何人も直ちに薬屋を聯想するだらう。事實其れ程又大小の藥屋が群を成して發展しつつあつて遠く支那、布哇等迄にも盛んに手を延ばして居る。
従つて遊廓も素晴しく盛大で、貸座敷は六十二軒もあり、娼妓も四五百名働らいて居る。尤も此の遊廓は、明治二十八年に宿場から本遊廓に移轉したものであるが、大を為した原因は、大正二年六月に愛宕遊廓が移轉して來て、茲と合併した事にも因るのである。制度は陰店式ではあるが、登樓してから相方を撰む事に成つて居る。娼妓は居稼ぎ制で送り込み制では無い。時間制で廻しは絶對に取らない事に成って居る。従って何處にも本部屋と云ふものは無い。茲には別に御定りと云ふ物は無いらしい。只一時間が一圓と云ふ規定に成って居て、税が消費額の約一割三分を加算される事に成つて居る。藝妓を呼べば、玉代が一時間一圓五十錢宛である。此の邊は一帯に俗謡小原節の盛んな處である。娼妓は富山縣、石川縣地方の女が多い。
附近の名所としては、長さ百九十一間の神通橋や舊城址等である。
妓樓は、
金清樓 笹田樓 森月樓 大吉樓 新田樓 金鳳樓 坂倉家 大力花樓 石川家 小仙樓 松月樓 小文樓 中米樓 日出樓 小松樓 金勝樓 吉川樓 松見樓 豊久樓 富陶樓 城長 石米樓 八洲 朝日樓 松の木家 堀家 千松家 松乃家 大江樓 福一樓 平喜樓 花月 角海老樓 上田樓 櫻木家 清栄樓 新松樓 近生樓 甲子樓 大澤樓 福多樓 新開樓 松観樓 島田樓 松香 三千乃家 島兼 稲田家 礪渡家 北一樓 玉の家 余川家の六十二軒である。

富山東遊廓(東新地)の地図

富山県富山市東町



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