魚津新地遊廓(旭新地)
※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
魚津町新地廓
魚津町新地廓は富山縣下新川郡道下村に在つて、北陸線魚津驛から西へ約四丁、乘合自動車の便があつて賃十五錢。
魚津は、滑川、水橋、生地の海岸にかけて、四月から六月頃迄の間に、海上へ世界的に不思議な蜃氣樓が現はれるので有名だ。珍らしい螢いかの産地としても廣く世に知られて居る。
遊廓は数十年間、馬場と、鴨川との二個處に在つたが、大正三年四月に合併して現在の個所に移転したものである。目下貸座敷が十九軒あつて、娼妓は約五十人程居る。店は陰店を張って居て、娼妓は全部居稼ぎ制で送り込みはやらない。遊興は時間制で廻しは取らない。費用は一時間遊びが二圓、引け過ぎからの一泊が四五圓程度、臺の物は附かない。税は消費額の一割。藝妓の玉代は二時間一座敷で二圓四十錢。
附近には鯛あみ、水族館等の見物がある。
※「全国遊郭案内」の富山県の項に「道下村遊廓」というのも書かれているのですが、住所が全く同じなので、おそらくこの「魚津町新地廓」と同一ではないかと推察しています。
関連 Wikipedia
道下村(みちしたむら)は、富山県下新川郡に存在した村。「みちしだむら」とも呼ばれていた[1]。
魚津新地遊廓(旭新地)の地図
富山県魚津市火の宮町
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魚津(旭新地跡)正方形の街路
魚津新地界隈(富山県魚津市火の宮町)
旭新地(富山県魚津市) – KENTAの写真倉庫
魚津新地遊廓(旭新地)関連ツイート
魚津市の旭新地・赤線跡
道路区画の違いや外縁の用水が遺構らしいけど知識不足でよく分からない pic.twitter.com/LNnG6slunM— のこのこ屋 (@PCR_Ho) August 29, 2021
富山県魚津。旭新地遊郭跡。田んぼの中に隔離するように造成した土地なので、堀が残っています。 pic.twitter.com/A2QBWobv
— 渡辺豪 (@yuukakubu) September 2, 2012