赤湯遊廓遊廓
※1930年（昭和5年）発行の「全国遊郭案内」より
赤湯遊廓
赤湯遊廓は山形縣東置賜郡赤湯町にあつて、鐵道は東北線赤湯驛で下車する。長井線の分岐點に當っていて、町は温泉地である爲め相當活気のある町であり、湯治客の出入る相當多い様である。
遊廓の妓樓數約三軒、娼妓約十三人居り、御定りは三圓と二圓とあつて、遊興は廻し制である。本部屋は一圓増だ。勿論酒肴が付く。割合にのんびりして遊べる處だ。娼妓は主に同縣人の女が多い。附処の名勝として烏帽子山と白龍湖であらふ。丘上には縣社の八幡神社があり、傍らに縣下第一の櫻の名勝偕楽園がある。白龍湖は古の置賜太湖の遺物で、中には浮島があつて、鮒、鯉、海老等が採れ、赤湯の寶湖である。湖畔には辨財天がある。
赤湯遊廓の地図
山形県南陽市赤湯
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2016年遊郭掘り起こし⑤
山形県赤湯温泉
山形の温泉街には遊郭が付属するケースが多い。
赤湯の遊郭は町外れの北町にあり、〝とうりん〟〝かくせん〟などの妓楼があったようだ。現在の国道13号線は遊郭を分断するように敷設それていることが航空写真で確認できる。聴き込みにより確定。 pic.twitter.com/KiQuTIdRKw— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) December 21, 2016
