吾妻新地遊廓
※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
宮崎市吾妻新地
宮崎市吾妻新地は宮崎縣宮崎市吾妻町吾妻新地に在つて、日豊線宮崎驛で下車すれば南へ約八丁の位置である。
宮崎市は縣廳の所在地で、明治十六年迄は淋しい一寒村であったものが、置縣と共にめきめきと發展して、現在では人口約四萬人に達して居る。海は浅くて汽船を碇泊し得ないのは残念であるが、景色は誠に普い處である。珍らしい植物で有名な青島、青島神社、宮崎神宮(高千穂の宮址)等があつて、日本の歴史とは不離不即の深い因果關係に在る土地だ。
現在貸座敷は拾貳軒あつて、娼妓は約七八十人居る。店は陰店で寫眞は出して置かない。娼妓は居稼ぎ制で送り込み制はやらない。時間制で廻しは一切取つて居ない。遊興は一時間一圓六十錢、半夜四圓八十五錢、一泊七圓と云ふ事に成つて居る。茲に藝妓は這入らない。
妓樓は、待月樓、朝日樓、浪花、吾妻、勇棲、山水、日の出樓、萬開、玉川、月見、福壽樓、見晴樓、等がある。
吾妻新地遊廓の地図
宮崎県宮崎市吾妻町
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宮崎県宮崎市。吾妻新地遊郭。ホテル浜荘解体。更地へ。赤線。 pic.twitter.com/o9OpPwLa4W
— らふてー (@weekend_sweet) September 12, 2017
少し前ですが、古今東西散歩さんのブログや「赤線跡を歩く」で取りあげられていた吾妻新地の石の門は解体されてしまいました(´;ω;`) pic.twitter.com/NKV1TrXQwI
— はにわ人魚 (@v8oto8v) February 6, 2018