上田常磐城遊廓
※1930年（昭和5年）発行の「全国遊郭案内」より
上田常磐城遊廓
上田常磐城遊廓は長野縣上田市花園に在って、信越線上田驛で下車すれば北へ約十五六丁の處である。朝五時頃から夜十時迄は市電が走って居て、花園停留場で下車すれば宜しい。朝五時頃から夜八時迄は乘合自動車の便もある。市内を見物がてらにそぞろ歩いても三十分位で行き得る處である。
元來上田と云ふ處は、日本でも有数の養蠶地で、信州では先づ首位の處だらう。現に當市には上田蠶糸専門學校があつて、盛んに高等の専門家を養成して居る。其れ程養蠶の盛んな處である。従つて市の盛衰も一に生糸の消長に依つて或る程度の支配を受けて居る譯である。然し生糸の需要は年々増加する一方で、其の止まる處を知らざる有様である事は諸君の方が御存じだ。
當遊廓は明治十一年に許可されたもので、敷地は一萬歩であつた。当時の同業者はほんの四軒で、娼妓が廿二名しか居なかったのであるが、養蠶業と市の發展に伴ひ、現在では貸座敷業が二十軒、娼妓が百三十六人と云ふ素晴らしい發展振りである。市政を施かれてから十年そこそこの市丈けに、何と無く新開町の氣分があり、町全體に覇気があつて、殖民地へでも行った様な感じのする處である。
上田常磐城遊廓の地図
長野県上田市緑が丘１丁目
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上田常磐城遊廓関連ツイート
明治２４年の上田市街図に上田遊廓が記されています。 pic.twitter.com/JckqG7Gtwo
— 西山 彰人 (@akihito_rem) March 23, 2013
【内景】#上田城 南櫓,東虎口櫓門,北櫓
南櫓,北櫓は明治8年に払い下げられ上田遊郭から東京の料亭へ。市民の力で再びこの地へ。
櫓門は、古写真等を根拠に平成5年度に復元。
説明板より。写真は櫓門、南櫓、この間に六文銭がずらり、面白くて。
日曜テレ東の上田城での緊急SOS、録画ミス、残念至極。 pic.twitter.com/B3SzirAcJY— 城翁 (@moch1514) September 25, 2019
大正2年の市街図で左上にぽつんとある「上田遊郭」が渋すぎる。市街地からみると夜中まで煌々と明かりがついてて、竜宮城みたいに思えたんだろうか。 pic.twitter.com/uEU7hbsIZu
— 鳥越 (@torigoe26) April 18, 2017
大正期の上田（常磐城）遊郭
当時珍しかった車と一緒に女性達と撮影したもの。上田遊郭の一部の妓楼には上田城の櫓が使われていた時代があり、その妓楼が昭和初期に廃業、しばらく放置されていたが、第二次大戦後に再び櫓が上田城の移築復元に使われた。 pic.twitter.com/zQEz2TX7Ks
— 風烈布（ふうれっぷ） (@fureppu) December 5, 2019
明治の上田城と今の上田城。藤井松平５万石の城が失われていくのを見た豪農丸山平八郎が「せめて本丸の形だけでも」と私財で買い取り、大正時代に未来永劫公園としてという条件で上田市が買い取って、上田遊郭の芸妓宿だった櫓を買い戻して再移築した。 pic.twitter.com/5yxLZwfhOX
— 立見@Alsace Aleut (@reverse_gear12) May 15, 2015
今日は埴科郡坂城町出没。旧坂木宿の北にある坂城神社。拝殿前に土俵がある！また玉垣の寄進者氏名に「上田遊廓貸座敷中」があるという情報を得て、確認してきた。#坂城町#坂城神社#上田遊廓 pic.twitter.com/pMdL0VyROT
— 浜田線翔 (@hamadasensho) January 27, 2024
