多治見町西ヶ原遊廓 岐阜県多治見市|全国遊廓赤線マップ 散策動画とブログSNSデータベース #遊郭 #花街 #赤線 #昭和レトロ #遊里

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多治見町西ヶ原遊廓

※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
多治見町西ヶ原遊廓
多治見町西ヶ原遊廓は岐阜縣土岐郡多治見町西ヶ原に在って、中央線多治見驛へ下車すれば東へ約十丁の處である。乗合自動車の便があつて、西ケ原廓で下車すれば直ぐ眼の前に遊廓がある。
明治二十二年に岐阜縣令に因って、柴田利三郎氏が柴田家を開業したに始まつて、現在では娼樓十一軒、娼妓八十七人に殖えてる居る。此の元祖たる柴田家は現在でも営業を續けて居るが、相当の発展振りを示して居る。大體此の多治見町は大の陶業地なので、陶磁器界の盛衰が直ちに町の盛衰に影響を來し、町の盛衰が直ぐ樣遊廓に影響すると云ふ不離不即の深い関係に置かれた遊廓である。客筋は重に斯界の職人連である事を知るには、先づ次の遊興制度を見た方が手つ取り早いと思ふ。
店は寫眞制で、娼妓は總て居稼ぎ制で送り込み式では無い。時間制で廻しは一切取らない。其れも能率本位で、三十分が一仕切りと成って居り、此の一仕切りが金一圓二十錢也である。一時間が二圓二十錢に割引してある事等を見ても判る事だ。税は一圓に付き七錢宛徴収される事に成って居る。勿論一泊の制度もあるかも知れないが、ほんの一寸能率を上げるには割安で好都合ではあつても、一泊と成ると比較的割高に成ると思はねばならない。
妓樓は、新柴田、益田樓、清水樓、錦水樓、柴田家、和合樓、金花樓、思君樓、新柴家、大阪屋、福島、等である。

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岐阜県多治見市広小路



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