真岡町遊廓
※1930年（昭和5年）発行の「全国遊郭案内」より
真岡町遊廓
真岡は栃木縣芳賀郡真岡町に在つて、真岡線真岡駅から東北へ約十丁の個處に在る。
真岡は真岡木綿の産地として廣く世に知れ渡って居る。米穀の集散地としても附近の要路である。貸座敷は目下四軒あつて、婚妓は十六人居るが、何れも近縣の女である。店は陰店を張って居て、娼妓は全部居稼ぎ制である。遊興に時間式と、廻し花式とあつて、一時間遊びは一圓二十銭、廻し式の御定りは臺の物附きでニ圓だ。勿論此れで宵からでも一泊が出來る。税も此の中に含んで居るのだ。藝妓の玉代は一時間一圓、妓樓は、海月樓、大吉樓、真岡樓、木村樓の四軒である。
真岡町遊廓の地図
栃木県真岡市東光寺
真岡町遊廓関連ツイート
栃木県真岡市の遊郭、『駅から東北に十丁、四軒』という全国遊郭案内の記載が確かなら、明らかに門前の歓楽街とは違う位置を示す。
ということで航空写真を見てたら、市街地の北のはずれに妖しい区画があった。1948年には四軒の大きな建物が見えるが、1975年にはゴミ置場みたいになってる。 pic.twitter.com/gpoLfXXQCc— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) January 22, 2018
宮城の遊郭と関係ないのですが栃木県真岡の遊郭はこのあたりにあったことがわかりました。よく話題になる長蓮寺そばの歓楽街とは全く別の場所です。1937年時点で真岡楼など、四軒があったようです。 pic.twitter.com/EZ4m967Bmj
— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) May 19, 2018
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