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北新町遊廓(岩谷堂町遊廓)
※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
岩谷堂町遊廓
岩谷堂町遊廓は岩手縣江刺郡岩谷堂町字北新町に在って、東北本線水澤驛から東へ約二里、驛から岩谷堂行きの電車に乘つて、北新町で下車すれば賃金は三十錢である。
此の遊廓へは明治二十年に移轉して、散娼制から集娼制に改まったものである。現在賃座敷は三樓あって、娼妓は十五人居るが、殆んど岩手縣の女計りだ。店は陰店を張って居て娼妓は全部居稼ぎ制である。過し花制で、通し花はめつたに取った事は無い。費用は甲が三圓、乙は二圓、丙は一圓五十錢で何れも臺の物が附く。此れで一泊も出來る。本部屋は無い。藝妓も呼べない。妓樓は、金波楼、千年樓、稲川樓の三軸である。
北新町遊廓(岩谷堂町遊廓)の地図
※地図のマーカーは、おそらくこの辺りではないかと推測する場所に打っています。確証はありません。
岩手県奥州市江刺中町
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北新町遊廓(岩谷堂町遊廓)関連ツイート
全国遊郭案内には、『駅から岩谷堂行きの電車に乗って北新町で下車すれば…』とあるけど、昭和5年時点では電車は走っていないので、乗り合い自動車か、これを指していたのではないか。 pic.twitter.com/tlCTwtrz3S
— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) July 19, 2016
胆江馬車軌道は、昭和3年に廃止されているので、昭和5年だと、自動車だけなんですよね。 @jounalduvoleur 全国遊郭案内には『駅から岩谷堂行きの電車に乗って』とあるけど、乗り合い自動車か、これを指していたのではないか。 pic.twitter.com/I3gG1TrohC
— AD (@esashi) July 19, 2016
情報ありがとうございます!
全国遊郭案内(昭和5年発行)という書物は、必ずしも情報がリアルタイムに反映されている訳では無さそうなので判断しかねております。引用の続きですが、『(水沢駅から)北新町で下車すれば賃金30銭である。』とあり、
(続)— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) July 19, 2016
これは馬車軌道の運賃に近いと思われるため、なおさらわからないのです。
(画像はネットの拾いものです。)
もっとも、馬車軌道に北新町停留所があったかどうかも謎です。 pic.twitter.com/M700KfPHOx— 春は馬車に乗って (@jounalduvoleur) July 19, 2016