延命新地(八日市町延命遊廓) 滋賀県東近江市|全国遊廓赤線マップ 散策動画とブログSNSデータベース #遊郭 #花街 #赤線 #昭和レトロ #大正ロマン

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延命新地(八日市町延命遊廓)

※1930年(昭和5年)発行の「全国遊郭案内」より
八日市町延命遊廓
八日市町延命遊廓は滋賀縣神崎郡八日市町に在つて、八日市鐵道線の新八日市で下車すれば東へ新二丁、近江鐵道線の八日市で驛下車すれば東へ約一丁の位置である。
八日市町は、今より約千三百年以前に、附近の瓦屋寺に於て、彼の有名な佛教の輪入者聖德太子が、四天王寺の瓦を焼いた處で、其の當時から此の町には、毎月二、五、八の日を市日として、近郷近在は勿論、遠くは彦根、手原邊から迄人々が寄つて來て、年々市が隆盛に向ひつつあつて現在に及ぶ事は有名な事で、八日市の名は此處から出たものだらうと云はれて居る。
現在揚屋が四十一軒あつて、娼妓が五十人藝妓が五十五人居る。店は陰店式で寫眞は出て居ない。娼妓は總て送り込み制で居稼ぎ制では無い。遊興は時働制で廻しは取らない。一時間が一圓五十銭で一泊は六七圓見当である。娼妓に比して藝妓の数が比較的多いのは、商業上に花柳界の利用される率の多い事を物語って居る物だ、藝妓の玉代が一時間七十錢と云ふ法外な安価さも手傅つて居る事も其原因の一つであらふ。
遊樓は
五月樓 招福樓 清里樓 魚居樓 東樓 角笑樓 角愛樓 梅花樓 朝日家 吉勝樓 丸藤樓 金笑樓 大正樓 招月樓 若松樓 一力樓 桔梗樓 お多福樓 福米樓 平の家 丸八重樓 壽し卯 木屋房 角まさ 花の屋 相生樓 清雪樓 浅常 濱屋 浪本樓 萬遊樓 三玉樓 天正樓 木屋龍 いろは樓 布福樓 中ふじ 小石屋 新角笑 清定 寺村樓
等がある。

ウィキペディア(Wikipedia)より
延命新地(えんめいしんち)は、かつて存在した花街、かつて赤線と呼ばれた滋賀県八日市市(現在の東近江市)の地域である[1][2][3][4][5][6]。1885年(明治18年)に「下等免許地」とされた、同県神崎郡の「八日市村ノ内字新地、浜野村ノ内字寺ノ前」を指す[1][5]。1956年(昭和31年)5月24日の売春防止法制定、1958年(昭和33年)4月1日の施行により遊郭は解体された[5]。現在の八日市本町8番地・10番地から12番地、および7番地・13番地の一部であり、現在では飲食店街である[2][4][5][7]。地域の1/3を超える敷地を料亭「招福楼」が現在も占める[4][7]。

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