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八女市黒木
黒木町は中世の猫尾城の城下を起源とする。猫尾城の廃城後、元和6 年(1620)に筑後国が久留米藩、柳川藩に分割されると、矢部川がその境界となり、黒木の町は久留米藩の在郷町となった。黒木は、天正15年(1587)に現在の下町が形成され、次いで慶長年間に東に続き一旦北にクランクする形で道を通し、中町、上町が町立てされたと推定される。その際に中井手用水が、次いで正徳4年(1714)に黒木廻水路が整備されて現在の町並みや水路の基礎ができ、以後,江戸時代を通じて栄えた。黒木は、居蔵造と呼ばれる,土で壁を塗籠めた防火性の高い町家が並ぶ町並みを特徴とする。文政4 年(1821)に町の一部を焼く火事が起こり、茅葺から瓦葺の居蔵造へと変わる契機になったと考えられる。居蔵造の町家は入母屋造妻入、桟瓦葺で正面と両側面に庇をつけ、外壁を塗り込め、二階正面は縦長窓を数か所穿つ。雨がかかりやすい一階外壁の腰部には、近在で産出する巨大な青石を貼るものもある。黒木町黒木伝統的建造物群保存地区は、高度な水利技術で知られる矢部川の中流域に近世前期に成立した在郷町を中心とする。表通りの一部は近代に拡幅されたものの、近世後期以降の居蔵造の重厚な町家が残るとともに、矢部川の堰や、町中を流れる水路、矢部川対岸の棚田など水利にまつわる歴史的風致を良く残し、我が国にとって価値が高い。
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八女市黒木 伝建地区詳細
八女市黒木の地図
福岡県八女市黒木町黒木
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福岡県八女市黒木の町並み
2021.4.10
※重要伝統的建造物群保存地区 pic.twitter.com/4aVBdNbMbh— russian since 2006 (@russian_macondo) April 19, 2021
黒木(福岡県八女市)
矢部川沿いの町。猫尾城の城下町として成立し、江戸時代に廃城となると、以降は久留米藩の在郷町として発展した。現在では居蔵造りの妻入り商家が見られるほか、堰や水路で形成された水辺景観が見られ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。#ゆきおまちなみ pic.twitter.com/PdlY6V6YmZ— ゆきお (@yukio_machinami) October 18, 2021
八女市には八女福島、黒木と2つの重要伝統的建造物群保存地区があり, 充電権を享受することが可能.福島では茶を飲んで栄えることが出来る.福島へは羽犬塚/八女インターから堀川バス羽矢線or久留米から西鉄バス, 黒木へは羽矢線で行ける。旧国鉄矢部線の遺構めぐりもついでに出来る。評価は爆优とした。 pic.twitter.com/4YOVXl6OGW
— 京都大学一人旅同好会 (@LonelyJourneyKU) May 21, 2021
重要伝統的建造物群保存地区 八女市黒木町黒木
素盞嗚神社の大藤と矢部線黒木駅跡が目印。柳河藩と久留米藩との間の廻水路と、居蔵造りの商家が残る。黒木瞳の実家を知る人が多い様子。 pic.twitter.com/3F1Ms6fWfM— 16たると (@16tarte) October 23, 2022
八女市黒木
近世前期に成立した在郷町。居蔵造りの古い家屋を町の所々で見ることができる。国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に指定。 pic.twitter.com/01CWSO9Q39— 及川常陸介 (@NuttsoLeicht) December 30, 2023
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